『悪魔』を用いた表現

こんにちは紅色です。今回は『悪魔』の文字が含まれる表現やことわざを調べてみました。よかったら読んでみて下さい。

 

悪魔の証明

②悪魔でさえ枕に縛り付ける

③悪魔のためにろうそくを灯す

④悪魔のもとへ懺悔に行く

 

 

悪魔の証明

 

意味

:証明することが不可能、また証明が非常に困難であることの例え。

 

由来

:法学者が土地や物品等の所有権が誰に帰属するかを証明することの難しさを比喩的に表現したことから。

 

 

 悪魔の存在を主張するには文献や絵画、その他の手段も数多あるが、悪魔の存在を明確に否定するには『存在しない』という証拠を用いなければならない。だが『存在しない』という証拠を見つけ出すのは非常に困難であるため、結果として『存在しない』という証明も同じく非常に困難であるという考えからこの名前が付いたという説があるようです。

  

 

②悪魔でさえ枕に縛り付ける

 

意味

:頑固さは何をも克服する

 

概要

ネーデルラント地域のことわざ。

 

 

 文字通り悪の存在の象徴である悪魔でさえも縛り付けてしまえるほど、頑固一徹で突き進むやり方は強く、実を結ぶものだという意味合いでしょうか。悪魔を縛り付けるものが枕である理由も気になるところです。

 

 

③悪魔のためにろうそくを灯す

 

意味

:誰とでも友達になる

 

概要

ネーデルラント地域のことわざ

 

 

 ネーデルラント地域のことわざその2です。本来嫌悪や畏怖の対象の為に何かをする、という行為から転じたのでしょうか。

 灯されたろうそくから始まる悪魔との友情の物語、なんてものがもしかしたらどこかにあるかもしれませんね。

 

 

④悪魔のもとへ懺悔に行く

意味

:敵に秘密をもらす

 

概要

ネーデルラント地域のことわざ

 

 

 はいネーデルラント地域のことわざその3です。悪魔を用いたことわざを見かけない日本よりも悪魔への意識が強い地域なのかもしれません。

 味方から見て敵は悪魔のような存在、という比喩からでしょうか。裏切りという行為に対して懺悔という言葉を用いたのか、それとも寝返るまで敵側にいたことへの懺悔なのか、はたまた別の意味合いなのかは定かではありません。

 

 

あとがき

 いかがだったでしょうか。意外と耳慣れしませんが、悪魔という単語を使った言葉や表現は幅広く存在しているようです。

 曖昧な存在を用いた比喩表現などを見ていると、言葉は奥深くて面白いものだなと思う次第です。

 

 閲覧ありがとうございました。

合成獣について調べてみました

 こんにちは紅色です。今回は合成獣と呼ばれる伝説上の生き物について書いてみました。良かったら読んでみて下さい。

 *各項目、諸説あります

 

 

キメラ

:ライオンの頭、羊の胴、蛇の尾で構成されている生き物です。キマイラとも呼ばれます。

 また上記に限らず、合成獣そのものを表す名前でもあります。

 生物学上では、同一の個体に異なる遺伝情報を持っている状態や、その状態の個体のことを意味します。異質同体とも。

 

 

:部位ごとに異なる複数種類の動物を組み合わせた容姿をしている生き物です。頭は猿や猫、胴体は狸や虎、鶏など。尾は蛇や狐。足に狸や虎が使われていることもあります。文献や作品によって姿が違っていて、部位の動物種や組み合わせが完全に固定されているというわけではないのです。

 

 

コカトリス

:雄鶏と蛇を合わせたような姿という説や、鶏の頭部、竜の翼、蛇の尾、黄色い羽毛を併せ持つという説がある生き物です。雄鶏が産んだ卵をヒキガエルが温めることで生まれる、なんて言われています。

 

 

人面鳥(ハルピュイア)

:人の顔と胴体、鳥の翼と下半身を持つ生き物です。名前は「掠める者」を意味するとか。神の手下、怪鳥、またハルピュイア自身が神であるなど、俗説は数多く存在しています。ハーピー、ハルピーなどとも呼ばれます。

 

 

ダンピール

:吸血鬼と人間の混血である生き物です。不死であるとされる吸血鬼を絶命させる力や、吸血鬼を探知する能力を持っているとされています。

 

 

 

 いかがだったでしょうか。漫画や小説、映画などで見たことがあるものもいたのではないでしょうか。不明瞭だからこそ夢のある存在たちですね。

 

 閲覧ありがとうございました。

 

言葉の意味を調べてみました

こんにちは紅色です。今回は気になった言葉の意味をいくつか調べてみました。よかったら読んでみて下さい。

 

 

目もあやな

:眩しくて目も開けていられない程に美しい

 

かしがましい

:やかましいこと。うるさいこと

 

素寒貧(すかんぴん)

:貧乏で何も持っていないこと。全く金が無いこと。

 

随に(まにまに)

:成り行きなどに身をまかせること

 

徒爾(とじ)

:無駄、無益であること

 

死生有命(しせいゆうめい)

:人が生まれること、死ぬことは決められている定であるということ

 

禍殃(かおう)

:災い。災禍

 

悖る(もとる)

:人の道理に背くこと。捻じ曲がる,歪む,歪める

 

左見右見(とみこうみ)

:あちらこちらを見て様子を伺うこと。

 

燦然(さんぜん)

:キラキラと光り輝いているさま。はっきりしている,鮮やかなさま。

 

 

 いかがだったでしょうか。日本語は幅が広いですね。見慣れない言葉を見つけたらまた書いてみたいと思います。興味があれば詳しく調べてみたり使ったりしてみて下さい。

 閲覧ありがとうございました。

 

毒を含む食べ物

 こんにちは紅色です。今回は身近にある毒を含む食べ物について調べてみました。よかったら読んでみて下さい。 

 

⓵じゃがいもの芽

 ソラチンやチャコニンという天然毒が含まれています。厚労省によると、中毒症状は嘔吐,下痢,腹痛,眩暈,動悸,耳鳴り,意識障害,呼吸困難など。大量に摂取すると最悪の場合死に至ることもあるようです。ソラニンやチャコニンの発症摂取量は体重が50kgの人は約50mg(0.05g)、150mg~300mgを摂取すると死に至る可能性があるようです。

 子供の場合、摂取量20g程度と大人より少量で中毒を起こす可能性があるので特に注意が必要です。

 皮も同様の危険性があり、薄い黄緑~緑色に変色した部分は特に摂取は避ける必要があります。あらかた剝いて調理するのが安全。

 

②トマト

 といっても、普通に食べていて中毒症状が出ることはまず無いようです。

 トマトにはトマチンという毒が含まれています。ただ、よく目にする熟した赤いトマトで致死量となるのは、1日に約4トン摂取した場合です。

 未熟な青いトマトはトマチンの量が少し多いですが、それでも一度に150kg程度の摂取をしないと致死量にはならないようです。

 致死以外の中毒症状は、腹痛、下痢、嘔吐など。ただこちらも、あまりの大量摂取でない限り気にする必要は無さそうです。

 ただし、花や葉、茎などの非可食部分には過食部分に比べてトマチンが多く含まれているので、ある程度危険があるようです。食べないようにしましょう。非可食部なので言わずもがなではありましょうが。

 

③銀杏

 ギンコトキシン(4'-O-メチルピリドキシン)という神経毒が含まれています。摂取し過ぎると、腹痛,吐き気,眩暈、酷くなると場合には痙攣や呼吸困難などを発症することが。過去事例が多いわけではないですが、それでも最悪の場合は死に至ることも。

 中毒発症例は子供で7個~、成人で40~程度。ですが個人の栄養バランスによってかなりの差が出るようなので、子供は食べさせても1,2個、成人でも10個程度に抑えるのが無難です。小さな子供には食べさせることそれ自体を避けるべきという意見もあります。

 

 

 

 あとがき

 いかがだったでしょうか。人が食べる分にはそう心配がいらないものもあれば油断すると大事になるものもあるので、興味がある食べ物があれば調べてみると面白いかもしれません。

 閲覧ありがとうございました。

気になった横文字をいくつか調べてみました

 こんにちは紅色です。小説や歌詞で見かけて気になった横文字の意味をいくつか調べてみました。よかったら読んでみて下さい。

 

 

アイロニー(またはイロニー)

:表面的な振る舞いによって本質を隠すこと。無知の振りをすること。

 皮肉、反語、逆説の意味もある。

 

ライヒ

:ドイツ語で死体,遺体の意

 

ペトリコール

:雨が降った時に地面から漂う匂い

 

メランコリー

:気分の落ち込み。鬱。抑うつ七つの大罪の前身となった枢要罪のひとつでもある

 

シアトリカル

:演劇的である様

 

マキャベリズム

:国家の利益を増進させるのであれば、どんな手段でも非道徳的なやり方でも許されるという考え方。国家利益最優先主義。単に目的の為なら手段を選ばないやり方を指す場合もある。

 

ネクロポリス

:巨大墓地,埋葬場所。人が住まなくなった都市や町を指す場合もある。

 

ジョン・ドゥ(John Doe)

:名無しの権兵衛の英語版。ジョンはありふれた名前、ドゥには架空の意味がある。また、そこから派生して身元不明の男性の遺体の意もある。複数の場合はジョン・ドゥズ(John Does)。ただし、訴訟において仮名として用いられることもある点においては、名無しの権兵衛とは異なっている。

 ジョン・スミス(John Smith)も同義の名として使用される。

 

ジェーン・ドゥ

:ジョン・ドゥの女性版。複数の場合はジェーン・ドウズ (Jane Does)。

 ジェーン・スミス(Jane Smith)も同義の名として使用される。

 

グランギニョル

:フランス・パリに19世紀末から20世紀半ばまで存在した大衆芝居見世物小屋グラン・ギニョール劇場のこと。またそこから転じて、滑稽無糖な,血生臭い,こけおどしめいた芝居という意味も持つ。

 

 

 

 いかがだったでしょうか。興味があれば覚えてみたり、気に入ったものがあればどこかで使ってみるのもいいかもしれませんね。

 閲覧ありがとうございました。

ADHDの困りごと

こんにちは紅色と申します。

今回は、発達障害の1つである『ADHD』についていくつか書いていこうと思います。

 

ADHDとは

 ・注意欠陥

 ・多動性

 ・衝動性

ADHDである私個人の困りごと

 ・注意欠陥

 ・多動性

 ・衝動性

 ・カテゴリが不明な症状

 ・二次障害

・最後に

 

ADHDとは

 ADHDとは、日本語だと注意欠陥多動という発達障害の1つです。SNSなどで目にしたことがある人も増えてきているのではないでしょうか。

主な症状は、『多動性』『衝動性』『注意欠陥』の3つです。それぞれどんな特徴があるのか、例をいくつかあげていきます。

 

注意欠陥

・集中を持続させるのが難しい

ケアレスミスが目立つ(注意力が無い)

・忘れ物が多い

・時間管理が苦手

・片付けができない

・物を無くす

 

多動性

・じっとしていられない

・貧乏ゆすりをしてしまう

*ただ、多動性に関しては大人になるにつれ落ち着く場合もあるようです。

 

衝動性

・突然思い付きで行動をする

・思っていることを不用意に口にする

・気分の波が激しい

 

 

ADHDである私個人の困りごと

 先述で症状をいくつか挙げましたが、これらは必ずしも全てがADHD当事者の全員に当てはまるわけではありません。人により症状の強弱、多少の有無は異なります。

 そんなわけで、ADHDの1人である私の個人的な症状やその強弱を書いてみたいと思います。1つのパターンとしてみてもらえればいいと思います。

 

注意欠陥

 まず注意力,集中力がありません。以前は事務職に就いていたのですが、集中力が無く意識があちこちに向いてしまうこと、そして単純な注意力の不足の相乗効果により、ケアレスミスの多さは他の人間の比ではありませんでした。日常生活で何かしている時も同様です。

人に話しかけられている時、聞いていようとしても言葉の意味が頭に入らず、結果的に聞き流している状態になってしまうこともあります。

 時間管理、片付け、忘れ物の症状も出ています。まだ大丈夫……と思って何かをしている内に時間ギリギリになる。部屋の片付けは本当に苦手。そして気を付けても持っていくものは忘れる、買おうと思っていた物は買わずに帰ってくる。などです。

 物を無くす症状に関しては、ある程度成長してからは子供の頃に比べてあまり出なくなりました。

 

多動性

 注意欠陥に比べれば軽めです。1人でいる時に歩き回りたくなることは度々ありますが、仕事中や授業中にも座っていられないなどの症状は特にありません。

 

衝動性

 興味を抱いたことを勢いで始めて中途半端なまま飽きてしまうということが時々あります。あまり熟考しないで手を付けることが常なので、いくつか道具を購入した後に現状では出来ないことが判明する……なんていうことも。

 気分の波の激しさもあります。ついさっきまで気分がよかったのに急に落ち込んだり、何かしている時に突然その行動に対してネガティブになったりと、感情も落ち着きが無いのです。

 

カテゴリが不明な症状

 どこに振り分けるべきなのか分からないので例外扱いしている症状もあります。ともすればこれに一番困らされているのでは、という症状が無気力です。

 小さい頃から最低限の日常生活と本当に興味があること以外はやる気が持てない人間で、中学生になった頃は毎日自主的に部活に励む人達を見ては、どうしてそんなに活動することができるのだろうと不思議に思いながら、同時に羨ましさや後ろめたさを抱いていました。その時はADHDのことなど全く知らず、周りの人間に比べて著しく劣っているという事実だけが圧し掛かっていたのです。極稀に何かできる時もあるのですが、それも感覚的に平均には満ちていないでしょう。この症状は、残念ながら年を重ねても特に軽くなったりはしませんでした。

 

二次障害

 発達障害者には、二次障害を抱える人も多いようです。例えば自分の能力の低さに苦しんで鬱になったり、普通にできないことを批判され続けて自己肯定感が著しく低くなってしまったりすることがあります。

 かくいう私も、先述の症状による自己肯定感の低下や、コミュニケーション能力の不足や批判による対人恐怖。気分の落ち込みが酷いときは希死念慮に襲われることもありました。

 

最後に

 もし誰かが同じような症状に悩まされているのだとしても、それには発達障害という理由があるのです。脳構造、脳内物質の問題なので、誰が悪いということでは無いのです。それをどうにか軽減したいと考えるなら、精神科に相談して診断を受けたり薬を処方してもらったり(対応外のところも多いので、ADHDに対応している精神科を調べて来院するのが良いです)、もし可能であるならば周囲の人にカミングアウトして助けてもらうという手段もあります。メモを取ったりタイマーを掛けたり……という工夫も助けになるかもしれません。

 それに、今回は困りごとだけを書き連ねましたが、記述しなかった良い部分が無いわけではありません。人により性格や能力値は当然異なるので、自分は何に興味があって、何が得意なのかなどを知ることも生きやすさの助けになります。普遍的な症状や特徴を参考にしつつ、自分を知りながら生きることが大切です。

 

良い部分や障害者手帳、その他思うところについてなども今後書いていけたらと思います。

閲覧ありがとうございました。