ADHD症状の『無気力』の対策

 こんにちは紅色です。今日はADHD(注意欠陥多動性障害)の私が、無気力の症状が出た時にしている対策をいくつか書いてみたいと思います。

 よかったら読んでみて下さい。

 *私のADHDの症状一覧はこちら↓に書いてます

 

無気力

しなければいけないことがある、もしくはしたいことがあるのに気力が微塵も湧かない、という状態です。

 重い身体は動かせない、でも罪悪感や焦燥感で精神的には疲弊していく。その結果ますます動けなくなる。負のループです。嫌ですね。

 

目次

1.動かなくてもできる簡単なことをやる

2.楽しいことを交えながらやる

3.とりあえず少しやり始める

4.薬を飲む

5.寝る

6.諦める

 

 

1.動かなくてもできる簡単なことをやる

 エネルギーの残りカスしかなくても惰性でできるくらい簡単なことだけ片付けましょう。例えば机に置きっぱなしになっていたお菓子の箱を畳んで潰してしまうとか、スマホを充電器に差すとかです。

 それだけだろうがなんだろうが、やったという実績として数えれば、いくらか罪悪感も軽くなるかもしれません。

 机にお菓子の空箱なんか無い人は、それだけでも普段から片付けている証拠なのでもう偉いです。お菓子を食べない人はチラシとかでもいいです。なんでもいいです。やったら偉い。これもできなくても毎日疲れながらも頑張って生きてて偉いです。

 

2.楽しいことを交えながらやる

 どうしてもやらなきゃいけないことがある時ですね。音楽を聴きながらやるとか、好きな動画を流しながらやるとかです。そうしながら少しずつでも進められれば上等です。

 

3.とりあえず少しやり始める

 とは言うものの、それが難しくはあるんですけれども。始めてしまえば終わらせられるという人にはここさえクリアできれば有効ではあります。

 好きなものを見て一瞬だけテンションを上げてその隙にとにかく始めるという手もあります。「あー」と意味の無いことを声に出して、頭を空っぽにすると行動を起こしやすいなんて話もあります。特に損は無いと思うので試すだけ試してみてください。

 

4.薬を飲む

 ADHDのお薬、ストラテラコンサータのことです。個人差はありますが、これにより症状が改善することもあるので、選択肢のひとつではあります。既に飲んでいる人や処方を受けていない人には当てはまらない、またこちらも個人差はありますが副作用も生じるものなので、参考程度にしていただければと思います。既に服用してから指定時間が空いていない人が過剰に服用するのは止めましょう。身体に悪いですからね。

 ちなみに筆者はストラテラの副作用で一番酷いのが吐き気です。次点でたまに頭痛とか眠気がきます。皆さんはどうですかね。ちなみに吐き気って悪心とも言うらしいです。

 

5.寝る

 対策じゃないのかよと言われそうですね。でも可能な状況であれば、一旦眠ってしまって心身を回復させるというのは有効ではあると思います。絶対に今すぐやらなきゃいけない、そもそも寝られる状況じゃないという場面ではさすがにこの手では太刀打ちできませんが。

 

6.諦める

 今度こそ対策じゃないだろって言われそうです。説明させてください。

 今日はもうやらない、と決めてしまうのです。いくらか気持ちが軽くなる時もあるので、そうすれば回復もしやすくなります。いわば、意識的かつ必要な休息です。潔く後回しにすると決めてしまうのも、場合によっては大切です。

 そもそも無気力が発症するということは、心身が不調を訴えていたり、ホルモンバランスが崩れているという可能性があるわけです。軽症ならまだいいかもしれませんが、本当に何もできないくらいの無気力に襲われているならば、休息は優先されるべきではないでしょうか。

 もちろん、どうしてもそうはいかない場面もあるかもしれません。その場合は、可能であるならば誰かに助けを求めることも大切です。可能な相手に助けを求めることは悪いことではないのです。逆に、助ける余裕が無い時に、自分を優先することも悪いことではありません。共倒れてしまうのは、とにかく避けるべき事態ですから。

 休まなければ、心も身体もいずれ壊してしまいます。やることややりたいこと、できることがどんどん増えて良くも悪くも多忙な現代人ですが、適度に『何もしない』という時間があることは、決して悪ではないのです。

 

 

 あとがき

 いかがだったでしょうか。無気力に陥るとしんどいですよね。ADHDじゃない人にも起こり得ることだと思います。それがいつまでも治らない状態になってしまっているならば、精神科やメンタルクリニックなどの専門家に相談した方がいいかもしれません。精神科やメンタルクリニックにも各院それぞれ専門分野や特性があるので、行こうと思っている病院の説明欄や口コミは目を通しておくのがオススメです。

 

 閲覧ありがとうございました。