ストラテラで生じた作用
ADHD(注意欠陥多動性障害)の薬、ストラテラの40mgを飲んで筆者に生じたことがある作用を書いていきます。
ちなみに毎回同じだけの効果が出るわけではなく、日によってムラがあります。
*誰しにも必ず同じ作用が生じるとは限りません。服用期間、連続日数でも差が出るようです。
ストラテラとは
ADHD(注意欠陥多動性障害)の症状緩和のために処方される薬の1つです。
良い作用
⓵寝起きが良くなる
前日に飲んでいると、飲んでいない日に比べて次の日の寝起きが良くなることは多いです。普段起きるより何時間か前にほぼ必ず一回は目が覚めます。用事がある日などにはかなりありがたい作用です。
と言いつつも、特に用事も無いと二度寝を決め込んで結局いつもの時間に起きることもしばしばです。眠気が完全消滅するわけではないので、作用で目を覚ましてから二度寝までが勝負です。普通より起きやすいのは確かですけどね。
②ミスが減る
と言っても、劇的に減少するわけではないです。飲んでいると飲まない時に比べて多少マシ(当社比)、程度の効果ですね。個人差があるので、どれくらいの効果が平均的なのかは正直分かりません。
③多動性が落ち着く
薬を飲んでいない時、1人で部屋にいると延々と歩き回っていることがあるのですが、それは多少落ち着きます。
意識や思考が散らかりやすい症状への作用は、全く無いわけではないですが弱いです。筆者の場合、この症状はいつも強いので治まりにくいのでしょう。
④無気力が軽減する
これも他の症状同様、多少は、です。劇的に活動的になったりはしません。部屋の軽い片付けなどがやりやすくなったりする程度ですね。
人によるとは思いますが、個人的には心底から嫌なことや、そもそもやらなければいけないという最低限の意欲すら無い事柄に対しては期待できないのではと思います。
ちなみに無い日も珍しくないです。いつもあると助かる作用なんですけどね。そこは致し方無しです。
⑤心情が落ち着く
酷く気分が落ち込むことが時々あるのですが、それが少し落ち着くこともあります。ただし無いことの方が多いので、あればラッキーです。
副作用
⓵吐き気(悪心)
かなりオーソドックスな副作用なので、吐き気止めの薬と一緒に処方されることが多いようです。吐いたことこそ無いものの、強めの副作用ではあるのでストラテラを処方してもらう時は現在も吐き気止めの薬を付けてもらっています。一度付け忘れてもらった時は、副作用が嫌で飲む頻度が落ちました。
②睡眠が浅くなる
中途半端な時間に何度か目が覚めることがあります。これは服用し始めた頃の方が多く、現在は大分減りました。
③夢を見やすくなる
睡眠が浅くなる影響なのか、薬を飲んでいる時は頻繁に夢を見るようになりました。症状が出て調べてみるまで知らなかったのですが、そこまで珍しい症状ではないようです。飲み始めの頃は突然何日も連続で夢を見るようになった上、感覚もリアルだったので驚きました。今も飲むと夢は見るものの、当時ほどの現実的な感覚であることは減っています。
よく分からない夢らしいおかしな夢なこともありますが、それ以外の大半はあまり夢見が良くないですね。
④眠気,頭痛
両方とも数回しか無かったので1つにまとめました。これも珍しくはない副作用なようです。筆者は頭痛は市販の痛み止めで対処しましたが、酷い場合は担当の精神科医の方に相談するのが良いでしょう。ちなみに眠気はどうしようもなかったので諦めて船を漕いでいました。今思えば、この両者が頻繁に来なかったのは助かりました。
あとがき
筆者に生じた作用はこのくらいです。変化が緩やかで気付かなかったものもあるかもしれません。
人によっては食欲減退などもあるようです。筆者には無かったです。元々の食欲と睡眠欲が強いので薬に勝ちました。
生じるまで期間が掛かる作用もあります。なのでしばらく飲んでみて、一向に症状が緩和しない、また期間に関わらず副作用が酷い場合は次に精神科を訪れた時に相談するのが良いです。飲めそうにないならそれまで摂取は控えるのも選択肢の1つです。
ADHDの薬は他にも種類があるので、飲んでいるものが合わない時は、その旨を伝えれば薬を変えてもらうこともできます。