ADHDの私が事務職に向いていないと思った理由
こんにちは紅色です。今回は、ADHDである筆者が事務職を選んで後悔した理由を書いていきたいと思います。
*あくまで筆者の体験談というだけの話なので、同じ事務職でも会社によって異なるとは思います。
*同じADHDでもタイプや併発などによって個人差あります。
(筆者のADHDの症状についての記事はこちら↓)
⓵同じ作業の繰り返しが退屈
②集中が続かない
③ミスが多い
④仕事が遅い
⓵同じ作業の繰り返しが退屈
多動の症状を持つADHDには珍しくないようです。
筆者は考え事が止まらない脳内多動が激しいので、いくら集中して仕事をやらなければと思っても、じっと座って興味の無い、かつ変わり映えしない仕事をひたすらやるということは難しかったです。途中でコピーやスキャンのために席を立つ必要があったのがいくらか救いだった程です。
②集中が続かない
会社にもよるかもしれませんが、事務職は横槍で入ってくる仕事が多いです。電話が鳴り響き、他の部署からの書類が届き、配達物を受け取り、会社の規模によってはお茶汲みなども。ただでさえADHDは興味の無いことには集中しにくい気質なので、この環境で仕事をするのは厳しいものがありました。
周りに常に人がいるのも原因の1つでした。人が動くたびに気が散るのは大前提、そうでなくとも誰かがいるというだけで、何故だか気になってしまい意識の何割かが割かれてしまいます。
③ミスが多い
本当に多かったです。ADHDこと注意欠陥多動障害の名のままにミスを重ねていました。他の人間の何十倍やらかしたか分かりません。⓵,②の特徴があるので余計にです。負の相乗効果というやつです。細かい作業や形式ばった仕事には向いていないと実感した日々でした。
④仕事が遅い
身は入らない、集中は途切れる、果てにはミスを重ねるという⓵~③の特徴を残念ながら網羅してしまっていれば、仕事が遅れていくのは当然です。職場の上司にも、『他の人はそんなこと無いのにあなただけ遅れているのはどうしてなの?』と呆れられたほどです。発達障害のことは職場には伏せていたので、どうもこうも説明のしようはありませんでした。居心地も、次第に悪くなっていく一方でした。
最後に
そんなこんなで、事務職には絶望的に向いていないなと確信した事務職勤めの日々でした。事務ならできそう、事務くらいしかできそうなことがない、なんて理由で軽率に選んだ仕事でしたが、予想、というか希望は見事に明後日の方向に大外れしましたね。
そして、これは事務職に限らないなと思い特徴一覧には書かなかったのですが、事務仕事そのものに興味が無かったのも大きな原因だったと思います。というのも、ADHDは興味の無い分野に取り組むのは健常者よりも難しいのです。
ここで書いた以外の色々な理由も相まって、会社勤めは正直苦痛でしかありませんでした。しかし、自分の向き不向きの大体の方向性の理解や実感を得られたという点については良かったのだと思っています。
会社勤めそのものに向いていないと実感した理由についても、そのうち別記事で書きたいと思っています。
閲覧ありがとうございました。