毒を含む食べ物

 こんにちは紅色です。今回は身近にある毒を含む食べ物について調べてみました。よかったら読んでみて下さい。 

 

⓵じゃがいもの芽

 ソラチンやチャコニンという天然毒が含まれています。厚労省によると、中毒症状は嘔吐,下痢,腹痛,眩暈,動悸,耳鳴り,意識障害,呼吸困難など。大量に摂取すると最悪の場合死に至ることもあるようです。ソラニンやチャコニンの発症摂取量は体重が50kgの人は約50mg(0.05g)、150mg~300mgを摂取すると死に至る可能性があるようです。

 子供の場合、摂取量20g程度と大人より少量で中毒を起こす可能性があるので特に注意が必要です。

 皮も同様の危険性があり、薄い黄緑~緑色に変色した部分は特に摂取は避ける必要があります。あらかた剝いて調理するのが安全。

 

②トマト

 といっても、普通に食べていて中毒症状が出ることはまず無いようです。

 トマトにはトマチンという毒が含まれています。ただ、よく目にする熟した赤いトマトで致死量となるのは、1日に約4トン摂取した場合です。

 未熟な青いトマトはトマチンの量が少し多いですが、それでも一度に150kg程度の摂取をしないと致死量にはならないようです。

 致死以外の中毒症状は、腹痛、下痢、嘔吐など。ただこちらも、あまりの大量摂取でない限り気にする必要は無さそうです。

 ただし、花や葉、茎などの非可食部分には過食部分に比べてトマチンが多く含まれているので、ある程度危険があるようです。食べないようにしましょう。非可食部なので言わずもがなではありましょうが。

 

③銀杏

 ギンコトキシン(4'-O-メチルピリドキシン)という神経毒が含まれています。摂取し過ぎると、腹痛,吐き気,眩暈、酷くなると場合には痙攣や呼吸困難などを発症することが。過去事例が多いわけではないですが、それでも最悪の場合は死に至ることも。

 中毒発症例は子供で7個~、成人で40~程度。ですが個人の栄養バランスによってかなりの差が出るようなので、子供は食べさせても1,2個、成人でも10個程度に抑えるのが無難です。小さな子供には食べさせることそれ自体を避けるべきという意見もあります。

 

 

 

 あとがき

 いかがだったでしょうか。人が食べる分にはそう心配がいらないものもあれば油断すると大事になるものもあるので、興味がある食べ物があれば調べてみると面白いかもしれません。

 閲覧ありがとうございました。