ADHDの困りごと

こんにちは紅色と申します。

今回は、発達障害の1つである『ADHD』についていくつか書いていこうと思います。

 

ADHDとは

 ・注意欠陥

 ・多動性

 ・衝動性

ADHDである私個人の困りごと

 ・注意欠陥

 ・多動性

 ・衝動性

 ・カテゴリが不明な症状

 ・二次障害

・最後に

 

ADHDとは

 ADHDとは、日本語だと注意欠陥多動という発達障害の1つです。SNSなどで目にしたことがある人も増えてきているのではないでしょうか。

主な症状は、『多動性』『衝動性』『注意欠陥』の3つです。それぞれどんな特徴があるのか、例をいくつかあげていきます。

 

注意欠陥

・集中を持続させるのが難しい

ケアレスミスが目立つ(注意力が無い)

・忘れ物が多い

・時間管理が苦手

・片付けができない

・物を無くす

 

多動性

・じっとしていられない

・貧乏ゆすりをしてしまう

*ただ、多動性に関しては大人になるにつれ落ち着く場合もあるようです。

 

衝動性

・突然思い付きで行動をする

・思っていることを不用意に口にする

・気分の波が激しい

 

 

ADHDである私個人の困りごと

 先述で症状をいくつか挙げましたが、これらは必ずしも全てがADHD当事者の全員に当てはまるわけではありません。人により症状の強弱、多少の有無は異なります。

 そんなわけで、ADHDの1人である私の個人的な症状やその強弱を書いてみたいと思います。1つのパターンとしてみてもらえればいいと思います。

 

注意欠陥

 まず注意力,集中力がありません。以前は事務職に就いていたのですが、集中力が無く意識があちこちに向いてしまうこと、そして単純な注意力の不足の相乗効果により、ケアレスミスの多さは他の人間の比ではありませんでした。日常生活で何かしている時も同様です。

人に話しかけられている時、聞いていようとしても言葉の意味が頭に入らず、結果的に聞き流している状態になってしまうこともあります。

 時間管理、片付け、忘れ物の症状も出ています。まだ大丈夫……と思って何かをしている内に時間ギリギリになる。部屋の片付けは本当に苦手。そして気を付けても持っていくものは忘れる、買おうと思っていた物は買わずに帰ってくる。などです。

 物を無くす症状に関しては、ある程度成長してからは子供の頃に比べてあまり出なくなりました。

 

多動性

 注意欠陥に比べれば軽めです。1人でいる時に歩き回りたくなることは度々ありますが、仕事中や授業中にも座っていられないなどの症状は特にありません。

 

衝動性

 興味を抱いたことを勢いで始めて中途半端なまま飽きてしまうということが時々あります。あまり熟考しないで手を付けることが常なので、いくつか道具を購入した後に現状では出来ないことが判明する……なんていうことも。

 気分の波の激しさもあります。ついさっきまで気分がよかったのに急に落ち込んだり、何かしている時に突然その行動に対してネガティブになったりと、感情も落ち着きが無いのです。

 

カテゴリが不明な症状

 どこに振り分けるべきなのか分からないので例外扱いしている症状もあります。ともすればこれに一番困らされているのでは、という症状が無気力です。

 小さい頃から最低限の日常生活と本当に興味があること以外はやる気が持てない人間で、中学生になった頃は毎日自主的に部活に励む人達を見ては、どうしてそんなに活動することができるのだろうと不思議に思いながら、同時に羨ましさや後ろめたさを抱いていました。その時はADHDのことなど全く知らず、周りの人間に比べて著しく劣っているという事実だけが圧し掛かっていたのです。極稀に何かできる時もあるのですが、それも感覚的に平均には満ちていないでしょう。この症状は、残念ながら年を重ねても特に軽くなったりはしませんでした。

 

二次障害

 発達障害者には、二次障害を抱える人も多いようです。例えば自分の能力の低さに苦しんで鬱になったり、普通にできないことを批判され続けて自己肯定感が著しく低くなってしまったりすることがあります。

 かくいう私も、先述の症状による自己肯定感の低下や、コミュニケーション能力の不足や批判による対人恐怖。気分の落ち込みが酷いときは希死念慮に襲われることもありました。

 

最後に

 もし誰かが同じような症状に悩まされているのだとしても、それには発達障害という理由があるのです。脳構造、脳内物質の問題なので、誰が悪いということでは無いのです。それをどうにか軽減したいと考えるなら、精神科に相談して診断を受けたり薬を処方してもらったり(対応外のところも多いので、ADHDに対応している精神科を調べて来院するのが良いです)、もし可能であるならば周囲の人にカミングアウトして助けてもらうという手段もあります。メモを取ったりタイマーを掛けたり……という工夫も助けになるかもしれません。

 それに、今回は困りごとだけを書き連ねましたが、記述しなかった良い部分が無いわけではありません。人により性格や能力値は当然異なるので、自分は何に興味があって、何が得意なのかなどを知ることも生きやすさの助けになります。普遍的な症状や特徴を参考にしつつ、自分を知りながら生きることが大切です。

 

良い部分や障害者手帳、その他思うところについてなども今後書いていけたらと思います。

閲覧ありがとうございました。